はじめに
最近、新人さんから
「今日がいちばん上手にできました!」
という嬉しい言葉をもらうことが続いています。
技術はまだ発展途上でも、挑戦する姿勢や考え方に確かな成長が見えてきて、その瞬間を一緒に喜べることが増えてきました。
一方で、別のスタッフがフォローした日は、
「今日は全然ダメでした」
「全然できなかった」
という声が新人さんの口から漏れることがあります。
逆に、フォローしたスタッフからは
「全然できていませんでした」と、聞くことがあります。
中身を確認しても、大した内容ではないことがほとんどです。
同じ新人を見ているのに、どうしてこんなに評価が違うのか。
その答えに気づく出来事がありました。
新人が“伸びる人”と“萎縮する人”の違いとは
教育で何より大切だと感じるのは、
減点方式ではなく“成長方式”で関わること。
私が意識していることは、
- できた部分を必ず拾う
- 本人比での成長を見る
- 未来の伸びしろを一緒に見る
- 緊張しない空気をつくる
- 完璧じゃなくても成功体験をつくる
この関わり方をすると、新人さんの表情が明らかに変わります。
「できた!」という達成感が、次の挑戦を後押ししてくれるのです。
評価が分かれた理由に見えた“教育者の器”
他のスタッフから聞こえてきた評価は、
- 「まだ全然だった」
- 「ダメだった」
といった“結果だけ”を見た言葉。
でも実際に私が見ていた新人さんは、
- 今までで一番スムーズに動けていた
- 判断のプロセスが育ってきている
- ミスしても立て直せるようになってきた
そんな姿でした。
このギャップから気づいたのは、
新人のパフォーマンスを決めるのは技術よりも“教育者の器”である
ということです。
なぜ私のフォローの時だけ“最高記録”が出るのか
新人さんが私のフォローのときに
「今日が一番できました!」
と言ってくれる理由は、とてもシンプルです。
安心して挑戦できる環境があるから。
意識していることは、
- 緊張させない
- 間違えても責めない
- プロセスを一緒に振り返る
- できた部分を確実に認める
- 次の一歩を明確に示す
こうした関わりによって、新人さんが本来持っている力を“100%の状態”で発揮できるようになるのです。
器の大きさは、育成の質に直結する
教育の場面で改めて実感したのは、
指導者がどれだけ“新人の目線”に立てるかで、成長速度は劇的に変わる
ということ。
評価基準が“自分の価値観のみ”になると、
新人の芽は簡単に潰れてしまいます。
反対に、“その人なりの成長”を丁寧に拾える人は、
新人の心を育て、挑戦を継続させる力になります。
おわりに
「今までで一番できました!」
この言葉は、新人の自信と成長の証であり、私にとっても大きな喜びです。
技術だけを見るのではなく、
その子の成長の軌跡に目を向けること。
そして、わずかな伸びも言葉にして返すこと。
そんな小さな積み重ねが、
新人の未来の力を引き出していきます。
これからも、「伸びる環境」を整える教育を続けていきます。


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