〜教育担当として意識している3つの視点〜
はじめに
病棟で働いていると、プライドが高いスタッフとの関わり方に悩むことってありませんか?
「手伝いますよ」と声をかけても仕事を渡さない、期限が守れないのに相談してこない…
そんな経験は教育担当なら一度はあると思います。
もしかしたら、教育担当でなくても、委員会の場面でもチーム会でも…
様々な場面であるのではないかなと思います。
今回は、教育担当として私が意識している
「プライドが高いスタッフへの向き合い方」についてまとめました。
1. プライドが高いスタッフの特徴
プライドが高いスタッフには、こんな特徴がよく見られます(個人的な感覚です)。
- 仕事を任せたり頼んだりするのが苦手
- 「できない」と言えずに抱え込んでしまう
- 期限が迫っていても相談できない
- 周囲から「手伝いますよ」と声をかけられても断る
その結果、
期限に間に合わない → 報告できない → 自己評価が下がるという悪循環に陥りがちです。
2. 教育担当として意識している3つの視点
① プライドを“折らない”声かけ
プライドが高いスタッフに「手伝いますよ」と言うと、「できないと思われている」と感じてしまう人もいます。
だから私は、「手伝う」ではなく「一緒に進めましょう」という言葉に置き換えるようにしています。
「協力」という形にすることで、相手の自尊心を守りながら関われます。
② 期限を“守らせる”仕組みを作る
プライドが邪魔をして「間に合いません」と言えないスタッフには、仕組みでサポートします。
- 小さな期限をいくつか設定して早めに進捗を確認
- 「できてない=怒られる」ではなく「早く相談した方が楽になる」雰囲気をつくる
- 期限前に「状況どう?」とさりげなく声をかける
「報告のハードル」を下げることがポイントです。
③ 成長を“本人の力”に委ねる
教育担当としてフォローはしますが、やりすぎないことも大切です。
本人が自分で考え、自分で判断する機会を奪わないように意識しています。
「ここまでは自分で考えてみて、どうしても詰まったら相談してね」と、
「任せる範囲」と「フォローする範囲」をはっきり分けることで、
プライドを守りつつ主体性を引き出すことができます。
3. 同期と連携して支える方法
今回、私は同期に「一緒に進めてあげてほしい」とお願いすることも考えました。
ただ、これは“意地悪”ではなく戦略です。
- 同期と一緒に進めることで「人に頼る経験」をしてもらう
- 「手伝う」ではなく「協力する」関係をつくる
- プライドを傷つけずに、自然な形で期限内に終わらせるサポートになる
教育担当だけで抱え込まず、チームで支える仕組みを意識しています。
おわりに
プライドが高いスタッフへの関わり方は、
「プライドを折る」でも「甘やかす」でもなく、尊重しながら伴走することが大切です。
教育担当として、相手のプライドを守りつつ、「期限を守る」「相談できる」環境をつくることで、
お互いに気持ちよく働ける関係性を築けると思います。
誰かのお役に立てる内容であったら嬉しいです🍀



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