不満を聞き続けてモヤモヤする時間
職場で、こんな経験はありませんか?
- 「どうにもならない不満」を延々と聞かされる
- しかも自分には解決権限がない
- 気がつくと、会話が終わった後にどっと疲れている
私も先日、病棟の教育や応援スタッフに関する不満を、30分ほど聞き続けることになりました。
話している方は真剣なのですが、
「じゃあ私はこの時間で何を決めればいいの?」
「この内容、師長に確認すれば早いのでは?」
と心の中で思ってしまう時間が続きました。
なぜ疲れるのか
こういう会話が疲れる理由はシンプルです。
- 目的やゴールがないまま続く
- 話の内容が自分の権限外
- 同じ話題や感情が繰り返される
結果、聞く側の時間もエネルギーも消耗してしまいます。
会話を建設的に変える2つの質問
私は最近、このモヤモヤを減らすために2つの質問を使うようにしています。
- 「この時間で決めたいことは何ですか?」
→ 愚痴や感情だけの会話を“目的のある議題”に変えるスイッチ。 - 「それは〇〇に確認したほうが早いですけど、私に聞く理由はありますか?」
→ 権限外の話をやんわりと外す+相手に「なぜ私?」を考えさせる。
この質問は相手を否定せずに、話をゴールに向かわせる効果があります。
「境界線を引く」は冷たさではない
会話を目的に向けることは、冷たい対応ではありません。
むしろ、お互いの時間とエネルギーを守るための配慮です。
目的が見える会話は、行動に結びつきやすく、結果的に関係性も良くなります。
まとめ
職場での会話は、意識しないと感情だけで流れてしまうことがあります。
だからこそ、
「この時間で決めたいことは何ですか?」
「それは私に聞く理由はありますか?」
この2つを会話の中に忍ばせて、建設的な流れに変えてみてください。
それは、自分の心を守るだけでなく、相手のためにもなるはずです。
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