入職3ヶ月、少しずつ見えてくる成長の芽
8月某日、今日は1年目看護師のフォロー担当でした。
入職して3ヶ月、業務の流れや環境にも慣れてきた様子が見えます。
業務を「こなす」だけではなく、少しずつ「考えて動く」場面も増えてきました。
でも、ただ動けるようになるだけでは、まだ半分。
これからは自分で考えて判断できる力を育てていきたい──
教育者として、そう思っています。
疑問を持てる人は、伸びる
私が意識しているのは、すぐに答えを教えないこと。
もちろん、緊急性があるときは別です。
でも、落ち着いている場面では、あえて問いを投げます。
- 「この患者さんの症状と、今の検査結果はどう関係してると思う?」
- 「この処置の目的は何だと思う?」
- 「同じ状態の患者さんだったら、次に何を準備する?」
こう聞くことで、その場で考え、答えられなければ調べるきっかけになります。
疑問を持つ習慣は、成長に直結します。
“問い”が新人の視点を広げる
今日も入院対応を一緒にしたとき、
「なぜこの薬を先に投与するのか」
「この酸素流量はどういう意図か」
など、業務の合間に小さな問いを投げました。
すると、新人さんは後で自分からカルテを見返したり、
「この前の薬の件なんですけど…」と質問してきてくれました。
問いが、知識と知識をつなぐ橋になる瞬間です。
まとめ──考える材料を渡し続ける
教育は、答えを与えて終わりではなく、
考える材料を渡して、自分で組み立ててもらうこと。
これからも、日々の中で“問い”を渡しながら、
新人が自分で考え、行動できる看護師に育っていく過程を楽しみたいと思います。
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