はじめに
現場では、意図せず負担が偏る瞬間があります。
ただ、その負担そのものよりも「扱われ方」に心が揺れ動くことがあります。
今日はそんな出来事について、心の整理もかねて書いてみようと思います。
クレーム気質の患者さん、そして突然の“指名”
ある日の朝、出勤すると、クレーム対応が必要な患者さんの受け持ちが、なぜか私に変更されていました。
前日は三年目のスタッフが担当する予定だったのに、当日の朝には私が固定。
私は副主任。
病棟には主任もいれば、リーダー経験が豊富なスタッフもいます。
なのに、なぜ“私だけ”が指名されたんだろう?
指名してきたのは同い年のスタッフでした。
理由を聞いてみると——
「三年目の子が黙ってしまって、何か言われそうだったから。対応できる人がいいと思って…」
正直、その理由には納得できませんでした。
「年上の人は振れないから、あなたにした」
その“空気”を強く感じてしまったからです。
負担ではなく、扱われ方の不公平さに心が反応しました。
朝のカンファレンスで伝えた一言
このまま飲み込むだけでは、同じことが繰り返される。
だから私は、全体に向けて静かに伝えました。
「対応注意の患者さんが自分に割り当てられていなくても、看護記録を読んで状況を把握しておいてください。受け持ちだけが対応するわけではありません。」
個人を責める言い方はしない。
でも、必要な認識は全員に共有する。
怒りをぶつけるのではなく、
病棟全体の仕組みとしてのメッセージへ変換する。
これは今の私ができる最善の伝え方でした。
自分の中にあった“フェアでいたい軸”
今回、私が強く腹立たしさを感じた理由は明確でした。
✅️「できるから」ではなく「言いやすいから」私に仕事が来た
✅️ 本来リーダーが判断すべきことを、個人の感覚だけで押し付けられた
✅️ 説明も納得感もなく、ただ“責任回避のため”に指名された
私は、負担そのものに怒ったのではありません。
筋の通らない扱われ方をされたことに、心が大きく反応しました。
私はフェアでいたい。
そして現場がフェアであってほしい。
その軸が揺さぶられたから、苦しくなったんだと気づきました。
おわりに
現場では、理不尽なことも、納得のいかないことも起こります。
そんな中で、怒りをただのエネルギーにせず、
“構造を整えるメッセージ”に変えられたことは、自分の成長でもあると思いました。
そして、こうして言語化してみると、心がすっと軽くなります。
また一歩、前に進めそうです。



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