はじめに
「あの子、環境整備できてないんだよね」
そうやって、報告という名の愚痴を私に持ってくるスタッフがいます。
そこで私は、必ずこう聞きます。
「それ、本人に返しましたか?」
①「言っても変わらないから返してない」の正体
返ってくる言葉は、だいたい同じです。
- 言っても変わらない
- もうこの子はこうだから
- 自分が悪者になりたくない
でも私は、こう捉えています。
👉 本当に諦めていたら、愚痴にもならない。
👉 愚痴として上がってくる時点で、
「誰かがどうにかしてほしい」という期待が残っている。
② 環境整備ができない人“だけ”の問題ではない
私は、
環境整備をしない本人にも、愚痴として上げてくる側にも、
両方に課題があると思っています。
■本人:環境整備の重要性が腑に落ちていない
■周囲:大切さを言語化せず、本人に返していない
これでは、誰も育ちません。
③ 私が愚痴を受け取ったときにすること
愚痴を言ってきたスタッフには、こう伝えます。
→「そのこと、本人に返してくれましたか?」
→「指導はしましたか?」
そして、
「次から、そう思ったら本人に伝えてください。
今回は、周りからこういう声が出ているという形で、私から本人に返します」
愚痴で終わらせないための、線引きです。
④ 本人には、感情ではなく“事実”で返す
本人に伝えたのは、責めでも脅しでもありません。
- 環境整備ができていないという声が複数あること
- 今後もクレームが増えれば、私一人ではフォローしきれなくなること
その上で、
「片付けと記録を含めて、最終確認をしてから帰ってもらってもいいかな?」
できることを、具体的に。
本人にも心当たりがあったこと、謝罪とともに報告がありました。
⑤「言っても変わらない」と思われている現実も伝える
私は、あえてこう言いました。
「周りがあなたに直接言わないのは、言っても変わらないと思われているから。
だから私は、あえて言うね。ごめんね。」
それは攻撃ではなく、
信頼を取り戻すための情報提供だと思っています。
本人がどう捉えているかは、わかりませんが…
「次から気をつけます!」と元気に返事をしてくれました。
⑥ 愚痴を報告に変えるのが、教育の役割
環境整備の問題は、
片付けの話ではありません。
- 伝えない
- 諦める
- 上に投げる
この循環こそが、医療安全とチームを静かに壊します。
まとめ
環境整備ができない人を責めるより、伝えずに諦める文化を終わらせたい。
愚痴で終わる指摘を、報告と指導に変えること。
それもまた、
現場を守る大切な環境整備だと思っています。
両者が嫌な気持ちにならにように、言語化する力を極めていきたい🌱


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