学習支援は「甘やかし」なのか?
「学習の場を整えるって、もしかして甘やかしなのかな?」
夜勤中、モデルファイルを入力しているときにふと頭に浮かんだ言葉です。
今の新人さんたちは、日々の業務に追われて本当に忙しそう。
自分の体力や心を守るだけで精一杯だろうな、と感じることが多くなりました。
そんな姿を見ていると、
「家に帰って参考書を開いて学ぶ」という従来の学習スタイルが、
もう今の時代には合っていない気がしてきます。
そもそも疲労困憊で本を開いても、学びが頭に入るはずがない。
そんなこと、私自身も経験済みです。
「今の学び方」に合った支援とは?
だからこそ、
「動画を活用して学べるようにしよう」
「YouTubeやe-ラーニングのリンクを整理しよう」
というアイデアが浮かびました。
でも、ここで一つの葛藤が生まれました。
“それって、甘やかしてるだけなんじゃない?”
自分の中にある「厳しさも必要」という感覚と、
「学びやすさを整えたい」という想いがぶつかり合いました。
書いて覚えない学びも、あり。
私自身、もう経験年数は13年ほどになりますが、
今では「書いて覚える」よりも、
実践を通じて身につけることの方が多くなっています。
現場では、正解の丸暗記ではなく、
アセスメントと思考の積み重ねが求められるからです。
そんな自分の感覚を、私は信じてみようと思いました。
これは“甘やかし”ではなく“支援”
これは、ただの甘やかしではない。
自分から学びたいと思えるように、土台を整えること。
やり方を押しつけるのではなく、選べる選択肢を用意すること。
それも教育の大事な役割だと、今は思っています。
教育には、迷いも葛藤もあるからこそ。
教育にはいつも迷いや葛藤がつきもの。
でも、それを感じられること自体が、真剣に向き合っている証拠だと思います。
この小さな決意と気づきが、同じように悩む誰かのヒントになりますように。
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