教育の本質は自立したあとにやってくる

教育の葛藤と成長
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はじめに

一人のスタッフが、リーダー見習いから自立になりました。

私はスタッフが教育対象から自立するたびに、

本当に問われるのは、その人が“自立したあと”にどんな行動をするか
私はそう思っています。
自立したその日からこそ、“ほんとうの学び”がスタートします。

最近まさにそんな場面に立ち会ったので、振り返ってみました。

フォローが“そっと”支えていた日々

リーダー見習い期間中は、先輩が割り振りを一緒に見直したり、抜けそうなタスクを先回りでフォローしたり。
当の本人は「私、結構いけるかも!」と感じるけれど、実は大きなクッションを背負ったまま飛んでいたようなもの。
そのクッションが外れた瞬間――思った以上にフワッと浮かべず、予想外にドスンと着地することがあります。

自立して初めてわかる“温度差”

先日リーダーに自立したばかりのスタッフも、まさにそのパターン。
「フォローは大丈夫」と自ら宣言したものの、割り振りでは教育的な意図が弱く、メンバーの負荷も高め。
結果、周囲からは「動きが見えない」「フォローを回しきれていない」と不満が噴き出しました。
さらに、指摘されるたびに“凹みモード”が全面に出てしまい、今度は周囲が気を遣う悪循環に――。
ここでやっと、“自分ひとりで立つ”ってこういうことなんだと気づくわけです。

試練のなかで見えてくるもの

今はまだ、うまく受け止められず凹むばかりで、周囲の信頼も揺らぎ気味。
けれどこの試練をどう乗り越えるか、どう自分の課題と向き合うかが、本人にとって大きな分かれ道になります。
教育は与えた時点で終わりではなく、むしろ自立してからの本人の姿勢こそが大事。
今は壁にぶつかっているけれど、それを経て少しずつ変わっていけると信じています。

まとめ

教育の本質は“自立したあと”にこそ現れます。
教えたことを「やったつもり」ではなく、自分で考え、悩み、問い続けられる人が、真の成長を遂げるのだと思います。
私たち教育者も、そういう過程に寄り添いながら、一緒に成長していきたい。
「教育は自立後にこそ深まる」——それが、私が現場で感じているリアルな答えです。

おわりに

もしあなたの周りにも自立したばかりのスタッフがいたら、彼らの“今”に寄り添ってみてください。
厳しい現実に戸惑いながらも、少しずつ前に進んでいる姿が見えてくるかもしれません。

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