「今日もまた、私は教育の欲張りをしてしまった。」
スタッフ2名のフォローに、新人Ns2名への声かけと対応。
さらに、救急入院が2名来て、外回り指示やCV準備、挿管介助の経験機会提供、BVM・呼吸器立ち上げ指導、カルテ入力指導まで。
急変対応中も、経験を“取り合い”にならないように調整しながら、新人Nsには物品準備や観察を依頼。全員が自分の能力に応じた経験ができるように、影で調整して、声をかけて。
「リーダー」ではないけれど、「教育委員」として、その場の一つひとつに意味を持たせようと、動き回った1日だった。
教育の「やりがい」と「しんどさ」は、隣り合わせ
今日みたいな日は特に感じる。私がやろうとしていることって、ものすごく欲張りだって。
みんなに経験を与えたい。機会を逃さずに、一つでも多く学んでほしい。その一心で動いている。
でもその裏で、
- 自分が遅くまで残ってしまったこと
- やろうとしていたDC介助の環境づくりができなかったこと
- 最後の急変対応で、新人Nsとの約束が果たせなかったこと
そういった「できなかったこと」への反省やモヤモヤが押し寄せてくる。
それでも、「意味があった」と思いたい
今日、教育対象者6名が、それぞれ能力以上の経験ができた。それだけでも、本当によかった。
私は、「教えてあげたい」という気持ちと、「早く一人でも多くのスタッフを自立させたい」という願いを同時に持っている。
それって、教育者としての矛盾なのかもしれない。でも、どちらも本音で、どちらも嘘じゃない。
「教育って、嬉しさとしんどさがいつも隣り合わせ」
今日改めて思ったのは、教育って、“嬉しさ”と“しんどさ”が常にセットでやってくるということ。
達成感よりも、反省が残ることもある。
でも、それでもいい。
欲張りで、矛盾してて、完璧じゃない私。
でも、誰かの「できた」の裏側に、私の関わりがあるなら。
それで十分意味があると思いたい。
明日もまた、教育の中で生きていく
「今日の経験が、次に繋がる」
そう信じて、また明日も、誰かの自立のために、自分にできることをしていきたい。
教育は、いつも欲張りで、矛盾していて、しんどくて、でも、誰かの成長のそばにある。
それを忘れずにいよう。
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