新人教育において「自主性を大切にする」ことはもちろん大切です。
けれども、それだけに任せてしまうと、計画が遅れたり、必要な経験が積めなかったりすることもあります。
私の病棟でも、教育担当者がプリセプターや新人看護師に「自主性を尊重する」あまり、目標達成がずれてしまうのではないかという場面がありました。
主体性と計画性をどうつなぐか
教育において必要なのは、
自主性を引き出す働きかけと、計画的に経験を積ませる仕組みの両立です。
プリセプターには「今の課題は何か?」「どうすれば目標に到達できるのか?」を
一緒に考える姿勢が求められます。
単に「大丈夫?困ってない?」と聞くだけではなく、
新人が前に進むための視点を提示することが大切です。
また、教育担当者としては、新人教育の進行状況を病棟全体に共有し、
プリセプターや新人教育が孤立せずに関われる体制をつくることが必要だと改めて感じています。
つながる教育へ
自主性と計画性のどちらか一方に偏るのではなく、両方を大切にする教育。
それを実現するために「つながる教育」という考え方を、これからも実践していきたいと思います。
みなさんの職場では、新人教育において「自主性」と「計画性」、どちらをより重視していますか?
私はこれからもバランスを探りながら、スタッフ全員で新人を支える仕組みを広げていきたいです。



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