「リフレクションってよく聞くけど、結局何をすればいいの?」
研修や教育担当になってから、この言葉を耳にする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
リフレクションとは、
自分の経験を振り返り、その経験から学びを得て、次の行動に活かすことです。
ただ「今日はうまくいかなかったな」と反省するだけではなく、
「なぜそうなったのか」「次はどうすればもっと良くなるのか」を考えることが大切です。
リフレクションとは?
リフレクション(Reflection)は、日本語で「内省」や「振り返り」と訳されます。
しかし、本当の目的は過去を振り返ることではなく、未来の行動をより良くすることです。
つまり、
経験 → 振り返る → 学ぶ → 次に活かす
このサイクルを回すことがリフレクションです。
リフレクションの4つのステップ
① 何が起こったのか(事実)
まずは感情ではなく、起きた出来事を整理します。
例
- 患者さんへの説明が伝わらなかった
- 申し送りで必要な情報が抜けてしまった
- 新人指導を行った
② その時どう感じたか
次に、自分の感情や考えを書き出します。
例
- 焦ってしまった
- 緊張していた
- もっと上手く伝えたかった
感情を整理することで、自分の行動パターンが見えてきます。
③ 良かったこと・課題は何か
ここでは原因を考えます。
良かった点
- 落ち着いて患者さんの話を聞けた
- 報告は早くできた
課題
- アセスメントが浅かった
- 説明が専門用語ばかりだった
「できなかったこと」だけでなく、「できたこと」も振り返ることが重要です。
④ 次回どうするか
最後に、次回の具体的な行動を決めます。
例えば、
- 説明前に内容を整理する
- 患者さんの理解度を確認する質問を入れる
- 申し送り前にメモを見直す
ここまで考えて初めて、リフレクションは次の成長につながります。
看護師がリフレクションを行うメリット
看護の現場では、毎日さまざまな出来事があります。
リフレクションを習慣にすると、
- 判断力が向上する
- アセスメント力が身につく
- 同じミスを繰り返しにくくなる
- 自己肯定感が高まりやすくなる
- 新人教育にも活かせる
といったメリットがあります。
フィードバックとの違い
よく混同されるのが「フィードバック」です。
リフレクション
- 自分自身で振り返る
- 自分で気づきを得る
フィードバック
- 他者から意見や評価をもらう
- 客観的な視点を得る
どちらも成長には大切ですが、役割は異なります。
明日からできる簡単なリフレクション
仕事が終わったら、次の3つだけ考えてみましょう。
- 今日うまくいったことは?
- 今日改善できそうなことは?
- 明日は何を1つ意識する?
たった3分でも続けることで、自分の成長を実感しやすくなります。
まとめ
リフレクションは「反省会」ではありません。
経験を振り返り、そこから学びを得て、次の行動につなげるための習慣です。
仕事が忙しいと振り返る時間を取るのは難しいかもしれません。しかし、ほんの数分でも意識して続けることで、少しずつ判断力や対応力が磨かれていきます。
振り返るだけで終わらせず、「次はどうするか」まで考えること。
それが、リフレクションの本当の価値です。


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